「ヘキサとペンタ」 〜恥ずかしがり屋さん〜


「やーだ!!そんなのぜってーーやーーーーーーーだっ!!」
「だいじょぶですって!ゆう先輩!!」
「そーだ!オマエがやんなくて誰がやる?!」
「やだーーーーーーっ!!そんなのできねぇーーーーーーーーーーっ!!」

廊下を歩いてたら、昼休みの会議室から、でっかい声が聴こえてきた。
声というより、叫び??
もう誰の会話かなんて、廊下へだてたフロア中の人が理解してるけど。(^_^;)

すると、突然ドアが開いて、ゆうくんが飛び出してきた。

「助けてよー!!」と、私の背中に隠れた。図体デカい子供か?(=_=)

「どうしたんですか?」と私がたずねると、
「コイツ、やだやだっつーんだよ」とつる先輩が答えた。
「そーですよー、ゆう先輩じゃないとダメなんですから」と、程久保王子も言った。
「やだっ!!ぜってーやだっ!!」
ゆうくんは廊下に転がって、足をバタバタさせた。子供か?(=_=)

「これはいったい・・・?」
私が困惑の表情を浮かべると、程久保くんがぽそっと言った。

「今度の送迎会で出し物やるんですけど、主役やりたくないって、ゆう先輩が」
「主役?いいじゃん、ゆうくんそういうの得意じゃない?」
「でも・・・」
「?」
「めっちゃくちゃキザな男の役なんですよ」
「え?だから得意でしょ?」
「それが・・・セリフが・・・」
「だからやだっつってんの!!」
ゆうくんが起き上がって言った。

「どんなセリフ?」と私はたずねた。
程久保くんは口を閉ざした。つる先輩は顔をそらした。
「どんなのやるんですか?!」
よけい私はききたくなった。

しぶしぶつる先輩が口を開いた。
「君は僕の薔薇だから・・・って言うんだけどね」

ぶっ!!って笑っちゃいけない。てか、それ、何の出し物??(心の中で爆)

「それはゆうくんしか言えないでしょ?」と私。
「だろ?ゆうが言うしかねーだろ?ゆうがゆう?なんつって!!ハハハハッ!!」
「つる先輩・・・」程久保くんがつる先輩をつついた。

ふるふるっと震えてゆうくんが叫んだ。
「やだーーーーーーーーっ!!」
フロア中のみんなが一斉に振り返った。

「おまえらはいったい何を騒いどるんじゃぁぁぁっ!!」
部長がやってきて怒鳴った。

一同、「・・・・・・・・」

これって、サザエさんかドラえもん・・・?



「だから、なんでオレらがこんなのやらされんの?」
「それはオマエのせいだろが?!」
「ゆう先輩、声デカすぎですって!!」


3人は会議室で、ひたすら調べ物をさせられていた、っぽい。(=_=)
廊下を通ったら、グチを言うその声までしっかり聴こえていた。

出し物、どうすんだろ??てか、出し物って何?!(爆)

それにしてもゆうくん、でっかい図体して、超恥ずかしがり屋さん☆





勝手にスペシャルサンクス : のみなさん

注:ご本人たちの声を思い浮かべながら、ひたすら妄想して下さい・・・。