「おひさま」



学校の屋上で、傾いてくおひさまを見てた。
まぶしいから、にじんでくる涙も止まりそうな気がして。

あいつがやってきた。
いっつも屋上でぼーっとしたり、
突然「おっしゃー!!」とか言ったりして
最後に駆け出して戻ってくあいつ。

「おぅ」
「よく来るね」
「おまえこそ、こんくらいの時間、いっつもいんじゃん?」
「この時間のおひさまが好きなんだ」
「ふーん。そのわりには泣いてたりするじゃんよ」
「泣いてないよ」
「別に泣いてもいんじゃね?」

あいつは、ふぁーと大きなあくびをした。

「おれも涙出た。(^_^;)もー、逃げ出したいくらいたりーしさ。
 でもしょーがねーじゃん。逃げらんねーし」

あいつは、うぉーって言いながら、大きな伸びをした。

「だからおひさまに、おっしゃー!!今日もがんばんぞ!!って
 言ってから帰んの」
「そっか。おひさま、なんか手が届きそうだね」
「おひさまつかまえられんぞ、おれ」

そう言ってあいつは、親指と人差し指で、おひさまをつまんでみせた。
でもって、口に運んで飲み込んだ。

「おら!!今日もがんばんぞ!!おっしゃー!!」
「あたしもがんばんぞー!!」

あいつは駆け出した。
あたしも後を追った。





勝手にすぺしゃるさんくす : ゆーちゃん。